『山と食欲と私』
昔流行った歌のタイトルのようですが・・・
その名のとおり、山に登って山ごはんを楽しむマンガです。
山ごはんは自炊が多いですが、時には実際に存在する山小屋のごはんも出てきます。
ごはんは美味しそうだし、山の景色の描写も細部にまでおよびリアルです。
読むと山に行きたくなる、そんなステキなマンガです。
※2022年3月現在 15巻まで発売
主人公は単独登山女子
主人公は都内に住む会社員の日比野鮎美(ひびのあゆみ)27歳。
毎週のように一人登山を楽しみ、山ガールと呼ばれるのを嫌う自称「単独登山女子」。
山での楽しみは山ごはんを作って食べること。
そのためには前日から食材を仕込み、バーナー、なべ、ホットサンドメーカーなどをかついで登る。
手間ヒマかけたごはんはとても美味しそう。
頭を空っぽにしてただただ景色とごはんを楽しむ、山グルメマンガです。
山小屋の名物グルメもあり
しかし、どんなに楽しそうでも重い食材や調理器具をかついで山登りはムリ!という人も多いでしょう。
私もそんな一人です。
でも「山と食欲と私」には、実際にある山小屋の名物グルメも出てきます。
私もマンガを読んでどうしても食べてみたかったものがあります。
それは、八ヶ岳にある高見石小屋の「揚げパン&コケモモジュース」。

実際に行って食べてきました!
揚げパンは意外と脂っこくなくサクサクで、ぺろっと5個食べることができました。
コケモモジュースは甘酸っぱく、登山の疲れを癒してくれます。
揚げパンは大人気で、午前中に売り切れることも多いようです。
私は白駒池の紅葉のピークが若干過ぎた10月中旬の日曜日の11時過ぎにギリギリ買えました。
このように、山ごはんを作ることは難しくても、マンガに出てきた山小屋グルメを堪能することでマンガの世界を追体験できます。
感想
私も単独登山女子(「女子」というには歳が・・・)なので、鮎美ちゃんに共感することが多々あります。
いつでもだれとでもつながる世の中から飛び出し、山の中に一人身を置いて頭の中を山のことや食べ物のこと、安全に下山することだけでいっぱいにする。
あれこれ考えず目の前のことだけに集中できるひとり登山はとても楽しいです。
だれにでもおススメできる趣味ではありませんが、ひとり雄大な自然に囲まれると、日頃の息苦しさから解放されリフレッシュできますよ。
