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私が人を雇わない理由4つ

私は税理士として独立していますが、人を雇うということはまったく考えていません。

会計事務所に勤務しているころ「雇わない雇われないひとり税理士」という文言を目にし、これだ!と衝撃を受けたのを覚えています。

会計事務所は独立して人を雇って大きくしていくのが一人前という考えがまだまだ強いなか、なぜ「雇わない」というところに惹かれたのかをお話いたします。

目次

お客さまの対応はすべて自分がしたい

よくある会計事務所のトラブルの1つが「営業に来たのは税理士だが、実際に担当するのはスタッフ」というものです。

特に初めて税理士に依頼する方は、税理士が担当するものと思われるでしょう。

しかし営業に来た税理士のことを気に入って顧問契約したとしても、その税理士がそのまま担当になることはほぼ皆無であり、実際にはスタッフが担当することがほとんどです(もちろん優秀なスタッフはいっぱいいます)。

しかも会計事務所は離職率が高く、担当者がコロコロ変わることもあります。

私も勤務時代は「こちらの担当になって間もないのに申し訳ないな・・・」と思いながら退職することがありました。

だからこそ、自分が税理士として開業した場合は、私にお願いしたいと思っていただける方へ私自身が対応したいと考えています。

自分の目が届かなくなることが怖い

人に任せた場合、自分の目が行き届かなくなるのが怖いというのもあります。

申告書のチェックは税理士が行ったとしても、件数が多ければ「ざるチェック」になることもあるでしょう。

申告書を作成するプロセスで何か問題があるのを見過ごしてしまうかもしれません。

それ以上に怖いのはお客さまが誰だかわからないことです。

担当者に任せっぱなしにした結果どんなお客さまかよくわからず、それなのに申告書にサインするのは怖いし、何よりお客さまに対して失礼な気がします。

従業員の分まで営業するのは大変

人を雇えば作業的にラクかもしれません。

しかしその人の分まで営業して売り上げをあげなければと思うと大変です。

合わないお客さまと仕事をせざるを得ないかもしれません。

雇ってお給料が払えない、というわけにはいかないでしょう。

作業がラクになるよりは、売り上げをあげるプレッシャーが少ない方を取りたいです。

そもそも人を雇ってやってもらうほどの仕事もありませんし。

人の目を気にせずマイペースにやっていきたい

今、私は平日に登山に行ったり習い事をしたりしています。

しかし従業員がいれば、その目が気になってしまうでしょう。

もし私が従業員で代表税理士が平日遊び歩いていたら、「人に働かせておいて自分は遊んでるのかよ」と毒づきたくなるでしょう。

そもそも人を管理するというのが苦手です(人に仕事を教えるのは決してキライではありませんが、上の立場からモノを言うのがダメなんで)。

このブログのタイトルどおり「ひとりでゆるりと生きる」という状態でいたいため、人を雇うということは考えていません。

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