「仕事さえ自分で取れればフリーランスになりたい!」
と思っている人は多いのではないでしょうか?
しかし、フリーランスに必要なのは営業力だけではありません。
そもそも自由に働くことが向いているかどうか、というのがかなり重要だと思います。
自由に働くとはどういうこと?
会社にいれば、トップでない限りは誰かしらの指示に従って働きます。
しかしフリーランスになれば誰も指示してくれません。
自分で何もかも決めなければなりません。
「すごいラクそう!」と思われるかもしれませんが、全然ラクではないですよ。
- 何時に起きるか。
- 何時から仕事するか。
- 何時まで仕事するか。
- 何の仕事をするか。
- 誰と仕事をするか。
- どうやって仕事を取ってくるか。
- 誰もチェックしてくれない。どうやってミスをなくす工夫をするのか。
- 値段はいくらにするか。
- どこで仕事をしたらいいか。
自由となるとかえって何をすればいいかわからなくなるかもしれません。
毎日昼過ぎに起きてゲームしてもいいですし、逆に際限なく仕事しても構いません。
売るモノやサービスの値段も自分でつけます。
私も「実務経験もそこそこ長いし、組織は向かないし」と思ってひとり仕事をはじめましたが、いざ自由となると最初何をしたらいいかわからなくなりました。
で、自分には全然向いていない高額な営業セミナーに行くなど、今から考えるとバカげたことで時間を埋めていました。
実は、誰かの指示に従って働いた方がよっぽどラクかもしれません。
ムッとすることは多々ありますが、何も考えずに受け身で仕事をしていればお金をもらえます。
自由に働くには向き不向きがある
「会社がイヤだからフリーランスになろう」と安易に考えない方がいいですよ。
ただその会社組織や仕事が合わないだけで、「自由に働く」ことが合っているとは限らないからです。
フリーランスは自由度は高いですが、すべて自己責任です。
会社員は自由度は低いですが、ミスをしても会社が責任を取ってくれ、クビになることなく引き続き給料をもらえるでしょう。
単なる現実逃避ではなく本当に自由に働きたいのか
自由に働くのが向いているのかを判断するには、自分が自由に働く姿を想像してみるといいのではないでしょうか。
「どんな仕事をする?」「値付けはいくらにする?」「営業はどうする?」など具体的に想像してみましょう。
- 自分が自由に決めて働く姿が楽しそうであればフリーランスもあり。
- 自分では何も決められなさそうであれば会社員を続ける。
自由は楽しいが難しいです。
「ラクそう」というだけでフリーランスになると、かえってラクではないかもしれません。